NGT48研究生の大滝友梨亜(22)が29日、新潟・NGT48劇場で卒業公演を行った。
冒頭のMCでは「今日でこうやって『ゆりあん』って呼ばれるのが最後だと思うと切ないのですが、私はみなさんを笑顔にするためにアイドルになったので、今日は最初から最後まで笑わせて、笑顔でみなさんに帰っていただくので、覚悟しておいて下さい。お願いします」と明るくあいさつ。楽屋などでも気丈に振る舞っていたというが、公演が進むごとに涙ぐむシーンは多くなった。
ユニット曲の「あなたとクリスマスイブ」では、デュエットした西村菜那子(20)が途中で涙する中、大滝も目に涙をためて熱唱。ファンからはゆりあコールが巻き起こった。
アンコールは、苦楽を共にした研究生8人それぞれと大滝の2ショット写真や、イラストなどを映した演出で始まった。AKB48と兼任の柏木由紀(26)を除くチームN3メンバーもステージに登場。この日は研究生による「PARTYが始まるよ・ガルベストン通り」公演のセットリストで行われていたが、アンコールの3曲目を変更し、大滝をセンターにしてAKB48の「365日の紙飛行機」を披露。ただひとり、白い衣装姿で登場した大滝が冒頭のソロ部分を歌い、ファンを魅了した。
8月にはキャプテンの北原里英(26)が来春での卒業を発表。その時には自分も卒業の意思を固めていたと明かした。それでも葛藤はあったようで、「やっぱり自分は最年長なので、これから誰がみんなを守っていくのかって思って。自分が守っていかなければいけないのかなって考えましたけど、1度決めたことは突き通そうと思って、こういう決断をしました。これからも私は頑張っていくので、ぜひ陰ながら応援をよろしくお願いします。そして、NGT48の応援もいっぱいいっぱいお願いします」。
大滝は15年8月に1期生としてデビュー。今年3月に同じく研究生だった水沢彩佳(22)が卒業し、AKB48から移籍してきた北原里英(26)、兼任の柏木由紀(26)に次ぎ、1期生のオーディション合格メンバーとしては最年長となっていた。最後には「メンバーが大好きなので、これからもお姉ちゃんみたいな存在で支えていきたい。アイドル人生に悔いはありません。NGT48にしてくれてありがとうございました」。 終演後はステージに大滝を囲むメンバーの輪ができた。大滝は涙をぬぐいながら、笑顔で手を降ってステージを去った。
日刊スポーツ
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