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お笑いコンビ・ピースの又吉直樹、俳優の渡辺大知、女優の奈緒が14日、映画『僕の好きな女の子』初日リモート舞台あいさつに登壇した。
同作は芥川賞作家・又吉が2017年に、別冊カドカワ特集号のために書き下ろした恋愛エッセイ『僕の好きな女の子』を、気鋭の劇作家・映画監督として活躍する玉田真也氏が長編映画化。「理想の女性」に対する主人公の逡巡と葛藤や、「恋愛関係」ではなく「恋愛感情」そのものを抽出する痛くて切ないエピソードの数々など、「恋愛映画」とは一味違った非キラキラ系・青春恋愛コメディーとなっている。
タイトル名にちなみ司会者から「好きな子ができたらどうなっちゃうの?」を聞かれると、又吉は「映画の中にもあるのですが『僕の好きな人は永遠に僕のことを好きにならない』。その状態が好きというのはもう、変態なんですが…」と告白。
続けて「なんかそう言うのが子どものころから、それを繰り返している感じです。好きな人がいても(好きと)言わず、好きな人は僕のことを『絶対、好きにならない』という。『あ、俺のこと好きじゃないな』というのを見てまた、より一層好きになるというか…。好きな人が自分以外の誰かと楽しそうなのを見て、苦しいのですが『かわいいな~』と思ったり。『永遠に俺が見ることができない顔をしているな~』というのが好き」と経験談を明かすと、登壇者は苦笑いを浮かべていた。
しかし、この恋愛観に渡辺は「すごくわかる。わかるからこそ、自分はそうならないように行動しているかも知れません。ちょっとそう言うのに憧れている側。そういうことができるメンタルを持っていない」とフォローしながら共感。
又吉は「中学時代、教室でクラスの女子が回している(手)紙を拾ったんですよ。『嫌いな男子』で名前が書いてあって横に正の字が書いてあるんですよ。僕は2位になっていて、ワクワクしましたもんね。『嫌われているやん!』」と笑わせた。
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