中学受験に向けて頑張っている小学生は必見、一般教養を高めたい大人にも使える知識を紹介します。()内にあてはまる語句を答える問題です。

「ラグビーワールドカップ開催に向けて、東日本大震災からの復興を進めてきた岩手・釜石市。政府によってその被害が、( )災害および( )災害に指定された台風19号の影響で、試合は中止されたが、対戦予定だったカナダ代表は、釜石市でボランティア活動を行うなど国際的な交流が生まれた。」

問題と解説は、大手進学塾「サピックス」の社会科の先生が作成。

正解は、激甚災害と非常災害。

激甚災害指定が、財政面の支援に対して、非常災害は人材不足を補うことを含めて復興事業を国などが代行することで支えるのが特徴。

具体的に見ていくと、激甚災害指定は激甚災害法に基づく。

災害の規模が特に甚大で、生活に著しく影響を与えたものが対象となる。

国が通常を超える特別の財政援助、または助成を行うことで復興を支援すること。

これに対して、非常災害の指定は、大規模災害復興法に基づくもの。

この法律は、東日本大震災をきっかけに2013年に作られたもの。

今回、台風19号の被害は、2016年の熊本地震に続き2例目の指定。

この非常災害指定で、本来、被災した自治体が実施すべき道路などの復旧工事を、自治体の要請に基づいて国や都道府県が代行することができる。

つまり、自治体が被災者の支援で手が回らない、そんな道路の復旧工事を国が代行するということ。

今回も、代行が決まっている道路がある。

対象となるのは、千曲川の増水で橋が崩落した長野・東御市の市道など、あわせて6つの市町村を走る道路となっている。

どちらも、政府が指定しないと始まらない。

今回は、政府の対応が遅すぎるという批判の声も聞こえてきた。

早く指定してくれれば、自治体の人たちも被災者の人たちも安心できるというところがある。

手続きの迅速化ということが、大事かと思われる。

もちろん政府にしてみれば、被害の状況の情報がきちんと上がってこないと判断できないという事情もあるわけだが、災害が想定を超えた事例もあり、今一度あらためて見直すべきだと思われる。

https://www.fnn.jp/posts/00426565CX/201911011806_CX_CX

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