年を追うごとに盛り上がりを見せているハロウィーン
東京・渋谷区の長谷部区長が新たな条例を制定し、26日夕方から27日にかけて、そしてハロウィーン当日の31日から翌日(11月1日)早朝まで、酒類販売をする事業者に渋谷駅周辺での販売自粛を要請しました。
現在、そのうちの14店舗が自粛に協力するという返事をもらっているということです。
ハロウィーンでの「酒類販売の自粛要請」について、ひもときます。
そもそもハロウィーンというのは、悪魔ばらいの儀式として、紀元前5世紀ごろにアイルランドで始まった。
そこからずっと時間を経て、1970年代に日本にやって来たと言われている。
東京・原宿でハロウィーンの関連商品が発売され、その後、東京ディズニーランドはもちろん、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや「カワサキハロウィン」などもかなり人が集まるということで、次第に定着していった。
どうしてハロウィーンがここまで大きく報じられたというと、そこが「お酒」である。
渋谷については、今の盛り上がりというのは、2012年ごろから始まったといわれている。
若者たちが仮装して渋谷に集まるようになった。
背景には、SNSの普及もあったよう。
年々盛り上がってきて、いまや、海外からも渋谷にやってくる人がいるという。
かわいく盛り上がるだけならいいが、マナーも問題になっているという。
警視庁は、4年ほど前から渋谷駅周辺に、いわゆる「DJポリス」を配置して、集まった人たちの誘導にあたっている。
2016年には、歩行者天国にする対策もとられた。
2018年も、瓶に入ったアルコール類の販売を自粛要請して警戒態勢を強めていたが、逮捕者も出た状況に。
逮捕された者たちは、「酒に酔って、勢いでやってしまった」ということを話している。
2018年よりも、より厳しく範囲を広げた形になり、さらに2019年からは、渋谷駅の西側のエリアでは、飲酒すること自体を禁止することも条例に盛り込まれている。
ただし、もし飲酒している人がいたとしても、区の職員が「お酒飲まないでください」と声をかける程度まで。
いわゆる罰則もないということで、この辺りは2018年に続いて、今回もここに集まってくる人たちの良心・節度に任せるということになってくるとみられる。
また、ハロウィーンの翌日というのも、ごみの問題がある。
この、ごみの問題というのも大変深刻になってきている。
1人ひとりマナーを守ったうえで楽しむ必要がある。
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