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 俳優の宮沢氷魚、渡辺謙が14日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた舞台『ピサロ』の初日前会見に登壇した。

 同舞台は、16世紀、167人の寄せ集めの兵を率いて、2400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペイン将軍ピサロの物語。昨年3月にPARCO劇場オープニング・シリーズ第1弾公演として開幕する予定だったが、コロナ禍により初日を延期。上演45回予定のところ、わずか10回の上演となっていた。

 今回のアンコール公演は、あす15日~6月6日まで同所で上演される。「リベンジ公演」と掲げたピサロ役の渡辺は「久しぶりに(けいこでキャストと)再会して、読み合わせしたときに止まっていた時計が動き出した気がした」と回顧。

 1985年の日本初演時、渡辺が演じたインカ帝国の王・アタウアルパ。今作で“継承”する宮沢は「中止が決まったときに謙さんから『また会いましょう』と言っていただいて、(再演を)信じられて前向きになれた」と感謝し「1年経って皆さんの前で披露できることが幸せ。作品だけでなく、僕個人の成長も見せられたら」と気合十分。その様子を暖かく見守っていた渡辺は「かなり成長しています」と太鼓判を押していた。

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