【悲しみから逃げずに】犠牲になった院長の妹語る　北新地クリニック放火殺人から２年

大阪・北新地の心療内科クリニックが放火された事件から２年がたち、犠牲になった院長の妹が「悲しみから逃げずにいきたい」と語りました。

　事件で命を落とした西澤弘太郎さん（当時４９歳）の妹・伸子さん。１７日朝、現場を訪れ祈りを捧げました。
　２０２１年１２月、大阪・北新地にあった心療内科クリニックが放火され、院長の西澤さんら２６人が犠牲になりました。
　ガソリンをまいて放火した谷本盛雄容疑者（当時６１歳）は、死亡していて、詳しい動機は明らかになっていません。
（死亡した西澤院長の妹・伸子さん）
「多くの方が（無念の）思いをぶつける先がない。悲しみもわき起こってくると思うんですけど、そこから逃げずに（自分が）思うことをしていきたい」
　伸子さんは事件後、出家し、カウンセラーの勉強もしていて、悩む人たちの助けになりたいと話しました。