2015年6月24日 東京・新宿明治安田生命ホール 俳優の長谷川博己さん、麻生久美子、西田敏行さん、園子温監督が映画「ラブ＆ピース」のジャパンプレミアに出席しました。イベントでは撮影中のエピソードなどが語られ会場は笑いに包まれました。
みなさんは本作をご覧になってどんなことを感じられましたか？
長谷川「自分がまず演じているので、最初見た時はその印象で。ちょっと自分の演技やりすぎちゃったなって後悔がありました。」
長谷川さんがやりすぎちゃったかなって思ったと言っていますが？
園「全然。もう見ていただければわかるように、今までにない、長谷川君が殻を破りすぎた。殻を何枚も破って。普通５年くらいかかるところを、たったの１秒で破り捨てた、それを是非ともご覧いただければと。凄まじい演技です。」
麻生「長谷川さんは何でも出来る。すごいなと思いました。演技のふり幅も凄いですし。ギターとか弾かれたり歌を歌われたりするんですけど。前にバンドやられてたんじゃないかっていうくらい上手で、パフォーマンスも凄いんです。かなわないなと思いました。なんでも出来てしまって、凄い方だなと。」
麻生さんはいかがでしたか？
長谷川「何作品も麻生さんの作品見させてもらっていて、ずっと思ってたんですけど、会った時も同じでした印象が。すごく天真爛漫というか、すごい純粋な心持ってる人だなと感じました。」
麻生「ありがとうございます。」
お２人は初共演というのが意外だったのですけど、印象に残っている撮影現場はありますか？
麻生「シーンだと、カメ？」
長谷川「カメですよね。結構ゲラですよね。笑い上戸というか。」
麻生「状況がおかしいですから。」
長谷川「状況がおかしかったのです。そこで（麻生さんの）笑いがとまらなくなって。」
麻生「すみませんでした。」
長谷川「なるべく今回は地味な役だから、監督が『笑わないで』ってずっと。笑顔禁止っていうのを言っていたので。」
麻生「すっごい言われましたよね。」
園「笑顔禁止、言っていました。」
麻生「監督が毎回飛んできて、『今笑ったでしょ』って。『絶対笑わないで』って。」
西田「良いなぁ笑える現場だったんだ。こちらの２人は地上で愛の花を咲かせていますけど、私は下水の方を担当していますので。ちょっと誰とも絡まずに監督だけそっと傍で見てくれるという現場でした。」
映画「ラブ＆ピース」6月27日全国公開
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