今だからこそ話す!制作当時の裏話を披露!キーパーソンたちのイチ推し映像と見どころポイントが到着!!メモリアルな重要シーン:歌麿と蔦重の部屋のシーン解禁!『HOKUSAI』は2021年5月28日公開。

昨年来のコロナ禍の緊急事態宣言による休業要請や時短営業などが続く中、映画『HOKUSAI』が約1年の延期を経て遂に2021年5月28日から待望の公開を迎えた。

この度、本作の大ヒット御礼として、6月10日に本作を作り上げた橋本一監督、美術監督の相馬直樹さん、浮世絵指導の向井大祐さんと松原亜実さんといった美術スタッフが集結したオンライントークイベントが開催された。

番組ホストは日本文化の入り口マガジン「和樂web」、そして葛飾北斎に特化したポータルサイト「HOKUSAI PORTAL」の編集⻑を努めるセバスチャン高木さん。番組では、映画『HOKUSAI』のキーパーソンになったゲスト陣からイチ推しシーンを伺い、見どころを教えていただいた。

<美術監督の相馬さんイチ推し:歌麿と蔦重の部屋のシーン>
まだ“葛飾北斎”という名を持たず勝川春朗という名で絵師をしていた北斎(柳楽優弥)が、江戸中に名を馳せた美人画の大家・喜多川歌麿(玉木宏)と初対面を果たしたシーン。

数々の名絵師を世に送り出した希代の版元、蔦屋重三郎(阿部寛)を尋ね吉原遊郭へ向かうと、遊郭一の花魁・麻雪(芋生悠)を描く喜多川歌麿の姿が。「上手い魚があるぜ、お前さんも食っていけや!」と迎え入れる歌麿に、北斎は「贅沢な物は口に合わん。」と反発すると、「まるで坊さんみてえな野郎だな!だから女に色気がねえんだよ。」と歌麿に切り捨てられてしまい、北斎のプライドはズタズタにされてしまう。

美人画で有名な歌麿の遊郭の部屋は大人の色気漂う空間で、色合いは日本ではない異国を思わる。実は、ピンクの壁はなんと、相馬さんが本作の撮影に入る前に訪れたチェコとスウェーデンで入ったカフェの壁の色にインスピレーションを受けて決定された裏話を披露。また、本シーンで玉木演じる歌麿が遊女に鏡を持たせるシーンは監督が「歌麿の切り札となる絵は鏡が使われているのでここぞという時に鏡を使って見せつけたかった」というこだわりのシーンでもあるとのことを語った。
『HOKUSAI』は2021年5月28日公開

©2020 HOKUSAI MOVIE

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