☆ テーマ
磯村勇斗の趣味趣向に近い作品
役作りのための準備
独特な言い回し&量の多いセリフ
白目のシーンが多い理由
城定秀夫監督のこだわりと俳優たちの熱量
山本直樹作品の面白さ
『ヤクザと家族』の影響
映画制作への回帰
自分の感性をキープする方法
☆ 作品紹介
『ビリーバーズ』
https://believers-movie2022.com/
☆ イントロダクション
主人公・オペレーターには『ヤクザと家族 The Family』『劇場版 きのう何食べた?』の2作品で第45回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞し、本作が映画初主演となる磯村勇斗。副議長役にオーディションから抜擢された新進女優の北村優衣。議長役には『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞他複数の賞を受賞した、日本の誇る名優・宇野祥平。純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動く3人を体当たりの熱演で魅せる。また、ニコニコ人生センターの教祖である“先生”役に、本作の原作者である山本直樹、副議長と恋仲にある第3本部長役に『ケンとカズ』『猫は逃げた』の毎熊克哉など個性豊かな面々が顔を揃えた。
監督には近年『アルプススタンドのはしの方』『愛なのに』『女子高生に殺されたい』とヒット作を連発し今最も勢いに乗っている天才職人監督・城定秀夫。山本直樹の数ある著書の中でも実現不可能と言われた原作ながら、愚かで愛おしい3人の男女を時にユーモラスに、時にそこはかとない寂しさを滲ませて映し出し、単なるカルト作にとどまらない濃密な人間ドラマに仕上げた。また、音楽を担当した曽我部恵一による不穏かつ繊細なサウンドトラックと主題歌も、映画の世界観をさらに深淵な物へと導いている。
☆ あらすじ
とある孤島で生活をする二人の男と一人の女。
ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属している3人は、オペレー ター、副議長、議長と互いに呼び合い、無人島での共同生活を送っていた。瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令“孤島のプログラム”を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を保つ日々。これらは俗世の汚れを浄化し、安住の地へ出発するための修行なのだ。だが、そんな日々のほんの僅かなほころびから、3人は徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆき・・・・
☆ スタッフ
監督:城定秀夫
原作:山本直樹(「ビリーバーズ」小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
音楽:曽我部恵一
出演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹
☆ 監督紹介
1975年生まれ。東京都出身。武蔵野美術大学在学中から8mm映画を制作。同校卒業後、フリーの 助監督として成人映画、Vシネマなどを中心にキャリアを積む。2003年に映画『味見したい人妻たち (押入れ)』で監督デビューし、ピンク大賞新人監督賞を受賞。その後Vシネマ、ピンク映画、劇場用映画など100タイトルを超える作品を監督。2016、2017、2018、2019年、4年連続でピンク大賞において「作品賞」を受賞。2020年公開の映画『アルプススタンドのはし方』がミニシアター系では異例の大ヒットを記録。初日満足度1位(Filmarks調べ)、TAMA映画祭特別賞、「キネマ旬報」ベスト・ テン第10位、「映画芸術」ベストテン第3位、など数々の映画賞を獲得した同作では、ヨコハマ映画祭・日本映画プロフェッショナル大賞で監督賞を受賞。
その後、監督のオファーが殺到し、2022年に は瀬戸康史主演『愛なのに』(公開中)、田中圭主演『女子高生に殺されたい』(公開中)ほか、公開 待機作品や撮影中の作品などを含め多数の作品を手掛けている。
☆ 活弁シネマ倶楽部
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