2020年10月2日より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開のドキュメンタリー映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』について、広島の原爆ドームを訪れたムヒカの姿を映した本編映像を解禁!
2010年から5年間、南米の小国ウルグアイの大統領を務めたムヒカは、収入の大半を寄付。公邸に住むことを拒み、愛妻と愛犬と共に小さな農場で質素な暮らしを続け、いつしか“世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれるようになった。
また、2012年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連会議でムヒカは先進国の大量消費社会を強く、しかし優しい口調で批判。その名スピーチは、たくさんの言葉に翻訳され、世界中の多くの人々に影響を与え、日本では「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)という絵本にもなった。
本作は、テレビ番組の取材でムヒカにインタビューした田部井一真監督が、その後も取材を重ね、彼の生き方や言葉に触れながら、ムヒカと日本の知られざる関係を紐解いていく感動のドキュメンタリー。今春、日本でも公開したエミール・クストリッツァ監督によるドキュメンタリー『世界でいちばん貧しい大統領愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』や、ムヒカの投獄生活を描いたNETFLIXの劇映画「12年の長い夜」など、ムヒカの波乱万丈な人生を題材にした作品はいくつかある中で、日本で暮らす田部井監督は自身にしか撮れないムヒカの一面を映し出している。
この度解禁となるのは、日本から最も遠いと言われるウルグアイからはるばるムヒカが初来日を果たした当時の映像。
ムヒカの言葉を多くの日本人に届けたいと強く切望した田部井監督らが、来日を呼びかけ2016年4月に実現。「もし広島に来なかったら日本の歴史に対しての侮辱だ」と語るほど、ムヒカ自身が強く望んでいた、広島の原爆ドームを訪れた部分を切り取っている。映画では、その言葉を本作でナレーションを務める、安藤サクラがムヒカの思いを代弁するように力強く朗読している。
2020年10月2日公開
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