映画「校庭に東風吹いて」は、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)の心の悲しみを抱えた少女、貧困から様々な問題を引き起こす少年の絶望と苦しみなど、子どもたちの困難に寄り添い、子どもと共に生き、子どもへの愛情を貫いた教師の感動の物語。
主人公の教師・三木知世役を演じるのは、テレビドラマ『科捜研の女』シリーズで活躍中の沢口靖子。本作は9年ぶりの映画出演作となり、渾身の演技を披露している。また、子育てに苦しむ母親役に遠藤久美子が扮するほか、星由里子、村田雄浩、ひし美ゆり子、嶋尾康史、仁科貴、大塚まさじら実力派が脇を固め、祷キララ、本間淳志の若手も出演している。
原作は、柴垣文子の同名感動小説。脚本を気鋭の長津晴子が担当し、日本映画界で最も期待される金田敬監督がメガホンをとる。
【STORY】
三木知世(沢口靖子)は、転勤で小学3年のミチルのクラスを担当する。ミチルは場面緘黙症の疾患を持ち、家では少し話せるのに学校では話せない。一人でトイレにいけない、一人で給食を食べられない、歌えない、絵を描かない…。知世は、そんなミチルに共感と愛情をもって接する。
同じクラスに、問題行動の多い安川純平がいる。純平は離婚した母親の理恵と貧しい生活を送っている。教室に飛び込んで来た青いインコを巡ってミチルと純平は幼い友情を芽生えさせる。だが、ある日インコが逃げ出してしまう…。様々な問題に奔走する知世は、子どもたちの〈涙〉を〈希望〉に変えることができるのか……。
#沢口靖子#校庭に東風吹いて#遠藤久美子
2016年9月17日公開
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