阪神・淡路大震災から27年。復興の歌はいまも、震災の記憶を伝え続けています。
三木市の小学校では子どもたちが震災について学ぶ講演会が開かれました。講師は臼井真さん。復興を願った歌、「しあわせ運べるように」の生みの親です。神戸市の旧吾妻小学校。震災当時、臼井さんは自宅を失った一方、小学校の職員として被災者の対応に追われました。先が見えない暮らしの中で、次第に心をすり減らしていったという臼井さん。そんな時、テレビで目の当たりにしたのが三宮の光景でした。
【臼井さんインタビュー】 
「私が幼いころから慣れ親しんだ街では無くなった。あまりにも悲惨な街の姿に込み上げてきた故郷への思いとか、様々な思いを目の前にあった紙の裏に書きしるし、突然にできたって感じですね・・・」                
そして震災からおよそ1カ月後。子どもたちの歌声が校庭に響き渡りました。27年が経ったいま、歌は震災の記憶を伝える役目も果たしています。

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