コロナ禍で様々な社会問題が顕在化し、行き詰まった日本社会に解決の一石を投じる《自分ごと化対談》シリーズの第3弾【前編】です。
小説家の平野啓一郎氏をゲストに迎え、現代日本の抱える問題や、人と人とのコミュニケーションのあり方など、様々な視点からの対談になっています。
<前編>
00:00【Chapter0】対談:加藤秀樹(構想日本代表)×平野啓一郎(小説家)
―政策シンクタンク構想日本とは
02:43【Chapter1】社会課題を「自分ごと化」するとは
―政治や法律、みんなのことを誰が考えるのか
16:29【Chapter2】生活実感の中から「国や社会をどうしていくのか」を考える
―怒るアメリカ人 怒らない日本人
―「政治」に関わらずに育つ日本の若者たち
31:29【Chapter3】グローバル化がもたらした地球全体の画一化
―日本人は、何のために企業で働くのか
―グローバル化の功罪を考える
―私たちは本当にコミュニケーションを望んでいるのか-渇望感と面倒臭さ
<過去の自分ごと化対談>
第1弾:生命誌研究者・中村桂子氏との対談
『「生き物としての人間」の視点から現代が抱える問題を整理する』
(https://youtu.be/5cEd33Vbp0I )
第2弾:プロ登山家・竹内洋岳氏との対談
『政治とリアリティ「下山の哲学」に学ぶいま、日本に必要なこと』(https://youtu.be/WZ7oFfP0Y80 )
●対談者プロフィール
■平野啓一郎氏(小説家)
小説家。1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。
これまでの著書
『日蝕』(平成10年 新潮社 芥川龍之介賞)
『決壊』( 平成20年 新潮社 芸術選奨文部大臣新人賞受賞)
『ドーン』( 平成21年 講談社 Bunkamuraドゥマゴ文学賞)
『私とは何か 「個人」から「分人」へ』(平成24年 講談社現代新書)
『マチネの終わりに』(平成28年 毎日新聞出版、令和1年 文春文庫 渡辺淳一文学賞)
『ある男』(平成30年 文藝春秋 読売文学賞)
『本心』(令和3年 文藝春秋)
■加藤秀樹(構想日本代表)
構想日本代表。慶應義塾大学総合政策学部教授、東京財団(現東京財団政策研究所)理事長、東京大学公共政策大学院実務家教員、京都大学特任教授、京都大学経営協議会委員などを務める。京都大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。1997年、政治家や官僚では踏み込めない政策を「民」の立場から立案、提言そして実現するため退職し、非営利独立の政策シンクタンク・構想日本を設立。これまでの著書に編著書「アジア各国の経済・社会システム」 (平成 8 年 東洋経済新報社)、「金融市場と地球環境」 (平成 8 年 ダイヤモンド社)、「道路公団解体プラン」 (平成 13 年 文藝春秋)、「ひとりひとりが築く社会システム」 (平成 15 年 ウェッジ)、「浮き足立ち症候群―危機の招待 21」 (平成 16 年 講談社)、「行政の事業仕分け」 (平成 19 年 ぎょうせい)。
●対談シリーズ『自分ごと化対談―ツルツル世界とザラザラ世界』コンセプト:
コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、これまで見落とされてきた現代社会が抱える多くの問題が顕在化してきました。私たちは今どう生きたいのか。私たち人間にとって幸せとは何か。構想日本代表の加藤秀樹が、研究、アート、政治、ビジネス、スポーツなど、様々なフィールドで活躍する各界の著名人をゲストに招き「ツルツル世界とザラザラ世界」をキーワードに、格差や貧困から民主主義の危機、地球温暖化など様々な現代社会の弊害の背後に一貫する原因を明らかにし、「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について議論を行います。戦後の経済一辺倒の社会と、それ以前の日本が培ってきた持続可能な社会の「間」を結び、みんなが幸せになれる社会を実現する為に必要な事を、みんなで『自分ごと化』して考え、実現するためのヒントを探っていきます。
●書籍『ツルツル世界とザラザラ世界・世界二制度のすすめ』
格差や貧困から民主主義の危機、地球温暖化など様々な現代社会の弊害の原因を整理し、これからの「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について具体的な事例を交えて、新しい考え方を提案します。
http://www.kosonippon.org/news/2020/1208/
☆あなたのうんざりを募集中!☆
あなたが感じている“うんざり”には、私達の生活を良くするヒントが隠されています。
みんなと共有し、一緒に考えていきませんか。あなたの周りから暮らしやすく、手の届く、目の届く範囲から、出来ることをできるだけ。
皆さんからいただいた“うんざり”をご紹介し、みなさんと一緒に考える材料にしていきたいと思います。
下記のURL先で「あなたが“うんざり”していること」を回答してください。 https://forms.gle/PkFNDXgrvgadhnvb6
集まった、うんざりは構想日本メールマガジン等で紹介をしています。
http://www.kosonippon.org/mail_magazine/
●政策シンクタンク構想日本とは
一般社団法人構想日本は、「民」の立場で政策を作る、独立、非営利の組織です。私たちが直面している様々な政策テーマについて、法案や条例案など具体的な形で政策を提言し、立案化の為の活動を行っています。これまで公益法人改革をはじめ制度改革などの形で実現したものは40以上です。2002年から始めた「事業仕分け」は、国レベルでは自民党(2008年)、政府(2009年から現在まで毎年継続)、国会(決算行政監視委員会、2011年)で行われ、制度として定着しました。事業仕分けの発展形である住民協議会と合わせて全国で約300回開催。そのうち、無作為に選ばれた住民が参加する方式は、これまでに約150回開催しました。参加した住民の累計は約1万人にのぼり、政治・行政を「自分ごと」にする手法として高く評価されています。近年、選挙で議員を選ぶ民主主義の限界が指摘される中で、ヨーロッパの研究者にも注目されています。2019年から国が行う事業の検索サイト「JUDGIT!(ジャジット)」を運営しています。
http://www.kosonippon.org/
■構想日本の主な取り組み:
▼自分ごと化会議
「自分ごと化会議(事業仕分けや住民協議会)」は、社会や政治・行政のことを「他人事」ではなく「自分ごと」にすることを目的として、無作為に選ばれた住民が国や自治体とともに、地域の重要課題などについて議論する場です(これまで全国76自治体で157回開催)。この手法は、行政や政治家がアプローチできていなかった人たちの考えを広く聞くことを可能にするとともに、地域の課題に住民が関わることで、行政の仕事や税金の使い方が効率的になり無駄を減らすことができます。住民は関わるとだんだん面白くなり、住民どうしの絆も深まり、新たな行動を起こすきっかけになっています。
▼JUDGIT!(ジャジット)
政府の情報の中でも核心に位置する「予算」をデータベース化したものに、検索機能をつけて誰でも使えるようにしました。国が何をしているか、どこに税金を使ったのかを発見できるサイトが「JUDGIT!」です。 https://judgit.net/
▼政策提言
私たちが直面している様々な政策テーマについて、法案や条例案など具体的な形で政策を提言し、実現のための活動を行っています。<主な政策提言のテーマ>医療制度、地域金融、国と地方、政党ガバナンス、教育制度
▼ふるさと住民票
住民と自治体との関係が多様化し、住民票がある自治体に納税し行政サービスを受けるという「単線的な関係」から、その人の生き方に合わせて自治体が柔軟に対応する「複線的な関係」に変える時代に入っています。これを推し進める取組みが「ふるさと住民票」です。 http://relevantly.work/cp-bin/wordpress/
●構想日本YouTubeチャンネル
過去開催した事業仕分けやフォーラム等の動画を公開しています。https://www.youtube.com/channel/UC7aSgBZNOkoYxmhPrez0HoQ/featured
過去のフォーラムの再生リストはこちらから
●撮影・動画編集
ハニーコミュニケーションズ
MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.