第6回岸田演劇賞・第10回芸術選奨文部大臣賞受賞作!高島礼子・黒谷友香 W 主演&戯曲『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』初の映画化!『祈りー幻に長崎を想う刻(とき)ー』は2021年8月20日公開。

本作は、明治の長崎市に生まれ、文学座創設への参加や岸田国士戯曲賞の審査員を務めるなど1990年に亡くなるまで、劇作家・演出家として日本の演劇界に多大な影響と発展に寄与した田中千禾夫(ちかお)が、戦争と原爆の悲惨さを後世に伝えていきたいと1959年に発表し、第6回岸田演劇賞、第10回芸術選奨文部大臣賞を受賞した戯曲『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』を原作として初の映画化!

被爆のケロイドを持つカトリック信徒・鹿役に映画『長崎ぶらぶら節』(00)で、第24回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、最近作では主演映画『おみおくり』(18)、『犬鳴村』(20)、また舞台、ドラマ、CMで活躍中の高島礼子。一方、詩集を売りながら、原爆の跡地で自分を犯した憎き男を探している忍役に映画『TANKA 短歌』(06)で初主演を果たし、最近作では『Daughters』(20)また宮本亞門演出舞台「画狂人北斎」と映画・舞台・ドラマなど幅広い活躍をみせる黒谷友香。

さらに、田辺誠一、金児憲史、村田雄浩、寺田農、柄本明、温水洋一ら個性派・実力派俳優陣が出演!

監督は『天心』『サクラ花-桜花最期の特攻-』『ある町の高い煙突』などを手掛けた松村克弥。撮影は髙間賢治、編集には川島章正が手掛けるなど一流のスタッフが結集。

この度、今年10月に開催される第16回ロサンゼルス映画祭にて『祈り―幻に長崎を想う刻(とき)―』が公式招待作品に決定!

ロサンゼルス日本映画祭(Japan Film Festival LosAngeles)は、元々2003年に始まった、“日本人に広く愛されている家庭劇で、国や国籍を超えて家族について語り合おう”という、チャノマ映画祭が前身で、一般的な日本文化の理解を浸透させることを目的とした先駆的な映画祭。その後、観客にもっと映画祭を楽しんでもらうため、日本映画界の新しい才能の発掘と、その発展と成長を共に目指し、現代日本文化を通じて、日米間の交流を目的として、映画祭の名称を2008年からロサンゼルス日本映画祭に変更。

過去には2013年に故・大林宣彦監督、2014年には仲代達矢、2018年には桃井かおりが現地を訪れ参加するなど現在ではLAを代表する日本映画祭に発展。昨年はコロナ禍の影響でオンラインのみでの開催だったが今年は会場での上映も予定され、『祈り―幻に長崎を想う刻(とき)―』が現地で、どのような反響を呼ぶか期待されている。

また、本情報と併せて解禁となったWEB用オリジナル予告編(30秒)では全編に渡って、さだまさしが歌う主題歌「祈り」を使用。
『祈り ―幻に長崎を想う刻―』は2021年8月20日公開

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