FRaU3月号で山口智子さんがロングインタビューに答えた。
短大卒業後にモデルとしてデビューし、
’88年、NHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』のヒロインに。
その後は、『ダブル・キッチン』(’93年)『29歳のクリスマス』(’94年)
『ロングバケーション』(’96年)などの大ヒットドラマに、続けざまに
出演した。
「仕事を始めた理由は、極々シンプル。『田舎に帰りたくなかったから』。
ほんと、不純な動機です(笑)。実家は当時、旅館を経営していて、
一人娘の私は家業を継いで旅館の女将(おかみ)になるという道が定められていた。
でも本心は揺らいでいて、20代前半の頃は、どうにか家業を継がないで済む方法はない
だろうかと必死でもがいていました。」
『こんな気持ちではじめていた人が、このまま続けていていいのか』と思いながらも、
目の前の仕事を一生懸命続けていくうち30歳を過ぎ、「かっこいい女」を象徴する存在となっていた。
「私自身の人生は、これから先もずっとずっと続いていくのだから、自分が何に興味を持って、
何を学びたいかを明確にして、自分自身で合点がいくことをしてみたいと思ったんですね。
だから、『ロングバケーション』以降、俳優の仕事からしばらく離れていたのも、
とくに大きな決断をしたというわけじゃないんです。結婚した直後だったこともあり、
小さい頃に漠然と抱いていた『主婦になりたい』という夢をちゃんと実行してみようかなと。
主婦って衣食住に関わって生活をクリエイトする仕事でしょ。面白そうだなと思って。
それで家のことを楽しんでたら、あっという間に4~5年経っちゃった(笑)」
「唐沢(寿明)さんと結婚してからは、料理は毎日徹底的に作りました。
『こんな私を選んでくださってありがとう。せめて食でご奉仕しないと』という思いもあって(笑)。
彼も大勢人を呼んで毎日が誕生会みたいだった。で、エネルギーを注ぎすぎて燃え尽きちゃった(笑)。
『一生分は作ったな』という達成感はありますよ。今は、必要に迫られない限り作らない。
具沢山の汁物を巨大な鍋で作って、1週間もたせる感じ。あとは夫と外に食べに行っちゃう。
作るより食べる方が断然好きだということに気づきました(笑)」
引用元:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160218-00010000-kjn-ent
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