新年早々、刺激的に金子勝さんが参上。飯田哲也さんにもご登場いただきました。
金子さんの「電気代ゼロ時代」の到来が生む社会構造産業構造の転換を考えなければ日本は滅びる!という話、ホントかな、と思われるみなさま、ホントなんです。
世界では、もはや発電量でもコストの安さでも風力と太陽光が1位と2位に。各国が入札で競わせているプロジェクトの中には電気代は1セントというものも出てきました。化石燃料市場がなくなるとさえ言われています。お金の面から見ても、再エネに転換するのが世界の趨勢、未だに原発と火力に固執する日本はガラパゴス化しています。
エネルギー政策のガラパゴス化は産業のガラパゴス化に必然的に帰着し、国際競争力を失い、もちろん成長は期待できず、給料も上がらない。根本的な転換が必要です。
エネ転を進め、産業を支える電気代を引き下げ、さらに再エネ技術を磨いて産業化し、さらに再エネに不可欠な地域密着ネットワーク社会を実現する、「電力タダ」は社会の変革につながる、という壮大なお話でした。
日本がCOP25でNGOから「化石賞」をもらったこと、南アフリカの石炭火力発電所建設プロジェクトで合弁した日立と三菱重工が7700億円の赤字の負担で大もめし穴埋めに日立は日立化成を売り飛ばし原発・WHで躓いた東芝と同じような構図になっていること、ニュースはバラバラですが、根本は同じ。「世界は再エネへ、日本だけが原発と化石燃料に固執」というガラパゴス化と日本の危機の表出ということになります。
お楽しみください。
収録は2019年12月30日
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