『税務調査官・窓際太郎の事件簿』(ぜいむちょうさかん まどぎわたろうのじけんぼ)は、1998年からTBS系で放送されているテレビドラマシリーズ。主演は小林稔侍[1]。

放送枠は「月曜ドラマスペシャル」(第1作 – 第6作)、「月曜ミステリー劇場」(第7作 – 第13作)、「月曜ゴールデン」(第14作 – 第29作)、「月曜名作劇場」(第30作 – 第34作)[2]。 また、第35作がBS-TBS開局20周年記念ドラマとして放送[3][4]。

ストーリー
世田谷南税務署にて勤務している窓辺太郎(まどべ たろう、通称:窓際(まどぎわ))は、かつて東京国税局の凄腕エリート税務官だった。

しかし、政権与党に属するある政治家の汚職脱税事件に関わった事で部下を謀殺され、政治家の罪を問えぬままにその責を負う形で現在の職場に左遷される。そして、その一件は国税局に大きな傷として残ってしまった。

心に深い傷を負った窓辺は、左遷先の税務署にて税金に悩む弱い人々に「正しい税金」を教える「気のいい税務署のおじさん」として平和な日々を送っていた。しかし、「税は騙してでも過剰に取り立てるもの」と公言してはばからない現上司である島崎春男は、そんな窓際を苦々しく思い、常に名前どおりの「窓際族」に追い落とそうと画策する。

一方、元上司である森村真一郎は、その腕を惜しみ公式に調査できない案件を依頼。窓辺は森村を通し「研修」の名目で各地の税務署に赴任、案件調査に乗り出す。森村より依頼された調査は、そのほとんどが「政治とカネ」にまつわるもの。窓辺はそれを通して仇敵である政治家に、そして彼ら黒い政治家たちを陰で操る政権与党の黒幕に肉薄していく。

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