2023年12月8日、TOHOシネマズ日比谷にて、映画『彼方の閃光』公開記念舞台挨拶が行われ、眞栄田郷敦、池内博之、尚玄、伊藤正之、加藤雅也、半野喜弘監督が登壇した。本作が描いている物語にちなみ、日本がアメリカ・イギリスに宣戦布告をした12月8日の今日、冒頭30秒の黙祷で舞台挨拶が始まった。

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映画『彼方の閃光』

《INTRODUCTION》
第35回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門に正式出品され、長らく劇場公開が待たれていたロードムービー『彼方の閃光』。監督は、『雨にゆれる女』『パラダイス・ネクスト』に続き、長編映画3作目となる半野喜弘。モノクロの映像美の中で、光のまなざしが捉える戦争の痕跡、そこに暮らしながら未来を守ろうとする人々の営みを、繊細かつ鮮烈に描き出す。
半野自身の原案による物語は、この作品世界に強く共鳴した俳優・制作チームの熱い情熱により、実現した。
主演は、確かな存在感と演技力で、いま最も注目を集める若手実力派の眞栄田郷敦。本作が映画初主演となる当時21歳の眞栄田が放つ眩いばかりの輝きは、まさに“閃光”となってスクリーンに焼き付けられている。
友部という超難役をすさまじい情熱と技術で演じ切った池内博之、この映画を見るものはその熱量に圧倒されるに違いない。日本のヒップホップクィーンで、本作で本格的な女優デビューを果たしたAwichは、その演技でも独自のカリスマ性と豊かな潜在能力を見事なまでに証明した。沖縄への愛、悲しみを乗り越えて未来を守ろうとする男・糸洲を演じるのは、自身も同じ志を持つ、沖縄出身の尚玄。
そして、71歳の主人公を演じた加藤雅也の類まれな存在感は、本作品の描く世界を力強く押し広げている。

《STORY》
生まれて間もなく視力を失った10歳の少年・光(ヒカリ)。光にとって世界は「音」であり、彼はカセットテープに自分の世界を録音してゆく。光の眼は手術をすれば視力を得られる可能性があった。母の説得により、手術を受けることを決意するが・・・。
20歳になった光(眞栄田郷敦)は、東松照明 (1930-2012) の写真に強く導かれるように長崎へ。
旅先で出会った自称革命家の男・友部(池内博之)にドキュメンタリー映画製作に誘われ、長崎・沖縄の戦争の痕跡を辿ることになる。その中で、心に傷を負いつつもたくましく生きる女・詠美(Awich)、沖縄を愛し家族を愛する男・糸洲(尚玄)と出会う。
戦争の痛ましい記憶と彼ら3人の生き様は、光の人生を大きく揺さぶり始める。
灼熱の日々の中、光の眼に映るものとは、何か?
そして、51年後の2070年、71歳になった光(加藤雅也)。彼の生きる世界は大きく変容していた・・・。

出演:眞栄田郷敦/池内博之/Awich/尚玄/伊藤正之/加藤雅也
監督・脚本・原案・音楽・スタイリング:半野喜弘
原案:半野喜弘
脚本:半野喜弘/島尾ナツヲ/岡田亨
撮影監督:池田直矢 編集:横山昌吾 (J.S.E) 録音:城野直樹 美術:山内麻央/木下沙和美
ヘアメイク:橋本申二 スタイリスト:半野喜弘/上野恒太
スクリプター:奥井富美子
音楽:半野喜弘
フィクサー:長野隆明
配給:ギグリーボックス
制作:GunsRock
©彼方の閃光 製作パートナーズ
公式HP:https://kanatanosenko.com/

12月8日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国順次公開

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