地面に埋め込まれ「踏みにじられる」と指摘を受けた熊本市にある花畑広場の『歴史サイン』問題。決着がつきそうです。熊本市は歴史サインを台座型に変更して来年度、再設置する方針を示しました。

花畑広場の地面に埋め込まれた『歴史サイン』。

明治天皇の行幸の歴史などが記されていることから「歴史が踏みにじられる」などの指摘を受け市は35枚全てを一旦撤去、展示方法を再検討していました。
そして…
【中原理菜リポート】
「歴史サインは地面への埋め込み型でなく高さ70センチの台座型で設置されることになりそうです」

市は、市民アンケートや有識者懇談会の意見を踏まえ先日台座型で再設置する方針を示しました。

イベントなどの支障にならない場所に新たに6基の台座を設置。

35枚のサインを6枚ずつに分け1枚分のスペースは今後の歴史を刻むために空けておくということです。

【市民ON】
「下(地面)にあるより上のほうが見やすくて良いと思う。下(地面)はあまり詳しく見ない。(観光する人にも良い?)見やすいと思う」「海外には結構(地面への設置が)ある。(明治)天皇は別格として天皇に関することはそういうかたち(地面への設置)にしなければよかった」

歴史サインをめぐる経費は当初の整備費におよそ850万円、撤去費用におよそ150万円、そして再設置のためのおよそ700万円を来年度当初予算に計上予定。

公共事業のあり方が問われたこの問題、観光振興に一役買ってくれることを願うばかりです。

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