北海道の離島で生き抜く3人の「海人」がいる。
ただ一人、島の集落に住み続ける漁師。世界最高級の羊を育てる牧場主。日本最北の海女。
その驚きと感動に満ちた暮らしぶりを“旅人”堤真一とともに見つめる。
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時化る日が多く危険なことから、アイヌの人たちが「カムイ(魔)」が潜むと信じた北海道の日本海。“カムイの海”の離島で暮らす3人の“海人”、その生き様に迫る。

住民が一人だけという礼文島の集落。漁ができない冬の間、84歳の漁師は「書」と向き合う。『嵐の海に生きる戦い』。彼が綴った力強い毛筆の数々に、旅人・堤真一は胸を打たれる。文字に込められた思いとは。

食通が世界最高級の味と絶賛する羊肉が焼尻島にある。牧場主はその羊肉を「日本海からの贈り物」だと言う。いったいどういうことなのか。

堤真一は、北海道南部の松前小島の周辺で半世紀以上潜り続けている海女にも圧倒される。御年80歳。腕の骨を折ってもなお潜りたいという“最北の海女”。その胸の内を聞く。

北海道の3つの離島を舞台にした驚きと感動を堤真一とともに見つめる。

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