京都異動のNHK井上あさひアナ、全国ネットに復活
日刊スポーツ 6月16日(火)6時18分配信
京都異動のNHK井上あさひアナ、全国ネットに復活
「京都での新しい出会いが楽しみです」と話す井上あさひアナ(撮影・築山幸雄)
NHK「ニュースウオッチ9」のキャスターを今年3月末で卒業し、4月から京都放送局に勤務する井上あさひアナウンサー(33)が月に1回、全国ネット番組「NEWS WEB」(月~金曜午後11時30分)のキャスターを担当することが正式に決まった。全国の男性視聴者に「あさひロス」が広がる中での復活。井上アナが京都での「今」と「これから」を語った。
【写真】うれしそうに、ぬいぐるみを抱っこする井上あさひアナウンサー
落ち着いた声のトーンは変わらないが、以前よりも顔がふっくらした印象だ。
「今年3月までの4年間はタイトでした。最近、なんとなく心身ともにほぐれてきました。これまでとはまた違う仕事の喜びを感じていると言えばいいでしょうか。動物園の取材もしましたが、ゴリラを見ていると、自然と楽しい表情になります。みなさんに『ふっくらした』と言われるのは、そういう表情からかもしれませんね」
ゴリラの取材には、明確な目的があった。
「インタビューの事前の取材でした。『ニュース630京いちにち』(月~金曜午後6時30分、京都ローカル)の1コーナー『京都プレミアムインタビュー』を担当しています。先日、ゴリラ研究の第一人者で京大総長の山極(やまぎわ)寿一さんにインタビューしました」
ゴリラから学んだこともあった。
「たとえばサルははっきりと勝ち負けをつけて、序列をつけるそうですが、ゴリラはケンカをしたときに勝負をつけず、平和的に収めるそうです。もともと人間はゴリラに近い存在だったのに、いまは勝ち負けをはっきりさせるサル社会に限りなく近づいているのではないか。そういうお話でした」
京都での出会いは今後のことを考えるきっかけにもなった。
「舞踊公演『都をどり』を見ました。年齢を重ねた芸妓(げいこ)さんの踊りには凜(りん)とした美しさがあった。感動しました。インタビューした京舞井上流家元の井上八千代さんによると、『年齢と経験を重ねないと、舞えない舞がある』そうです。私自身は少し環境が変わりましたが、女性として、アナウンサーとして年齢と経験を重ねたからこそ、できる仕事があるかもしれないな、とあらためて思いました」
京都放送局には全国から「あさひロス」を嘆く手紙が届く。
「寂しいと言ってくださる方がいるのは、すごく幸せです」
5月8日に出演した全国ネット番組「NEWS WEB」に今後も月1回、大阪のスタジオからキャスターとして出演することが決まった。今月は26日に出演予定だ。
「視聴者からツイッターでいただいた疑問などをスタジオの専門家に投げかけて進行していきます。リアルタイムで視聴者の反応を手元で見ることができるのは、初めてです」
月1でも全国のファンは、その笑顔を心待ちにしている。【取材・松浦隆司】
引用元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000012-nksports-ent
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