お笑いタレント・友近似の演歌歌手・水谷千重子が22日、都内で明治座・博多座『水谷千重子50周年記念公演』製作発表会見を開催。的場浩司、YOU、ガンバレルーヤ(よしこ、まひる)らと意気込みを語っていく…はずだったが、御崎進(藤井隆)と倉たけし(ロバート・秋山竜次)による怒号まじりの荒れた会見となった。

明治座では3度目、博多座では2度目となる『水谷千重子50周年記念公演』も、芝居と歌謡ショーの豪華二本立てで届ける。芝居ステージは『大江戸混戦物語 ニンジャーゾーン』と題して、寛永十五年(1638年)の江戸を舞台に、豪華キャストが出演する。

会見で、的場は「先生からアドバイスを承りました。『心和やかにお芝居をするためには、ルイボスティーを飲みなさい』と。あとは『命の大切を知るために、生き物を飼いなさい』とも言ってくださりました。自分もお言葉を受けて、生き物を愛でようと、最近メダカを飼い始めました。本当にかわいらしいです。先生のお言葉を胸に頑張っていきたいと思います」と真面目なトーンでコメント。

ガンバレルーヤのまひるが「4年前の50周年記念の時に、客席でお芝居を拝見して『いつかこの舞台に立って、一座に入りたい』と思っていたので、光栄に思います。個人的にも感謝していて、数年前に『まひるちゃんは身体能力の子だから、とにかくテレビで運動しなさい』と言っていただいて、そこから運動させていただくことも増えて、今では崖を登ったりとか、仕事の幅も増えました」と感謝。水谷から「ここで受け身をやってって言っても、できるわけでしょう?」と向けられると、即興で見事な受け身を披露した。

これを受けて、倉が動く。ロバートが『キングオブコント』で披露した“忍者ショー”ネタを彷彿とさせるような軽やかな動きで魅了すると「何万ステージとやっているから。夜はずいぶんと忍んでるぜ、ガハハ(笑)。的場ちゃん、遊び行こうよ!」とキャラ全開で呼びかけた。

そんな倉の顔が一気にくもったのが、御崎が急きょ会見場に姿を現してから。御崎が倉に向かって「何度かお会いしている人ですが、こう言います。はじめまして!」と強い口調で呼びかけると、倉が「はじめましてじゃないよ、何度も会ってんだよ!」と応じるなど、不穏な空気が漂うも、2人のかけあいに報道陣からはたまらず笑いが漏れた。

その後、倉が何度も御崎に怒鳴るなど、会見場は一触即発の雰囲気に。倉が御崎の髪に触れ「切れ、襟足!」と呼びかけると、御崎は「触ったら、裁判ですよ!」とたしなめるなど、最後まで水と油の関係で、水谷もあきれ返っていた。

明治座での公演は、6月4日から18日まで上演される。

■水谷千重子
幼少時に飛び入り出演した「歌まね生一本」 でグランドチャンピオンとなり、番組の
審査委員長でもあった二葉曹仁の目に留まり芸能界入りを果たす。少女時代の水谷千重子はその抜群の歌唱力から北陸のひばりと呼ばれ数々の大会を荒らす存在に。デビュー曲 「万博ササニシキ」 は大ヒットとなり、その後も 「スコッチがお好きでしょ」「ミズチエルンバ」などで数々の音楽賞を受賞。現在も演歌とJ-POP の架け橋的存在として幅広く活動している。

■御崎進
1989年、17歳の時にシークレッツのコンサートを観に行った際、会場でシークレッツの担当マネージャーにスカウトされる。翌年「プログラミングロボット」として鮮烈デビュー。95年にソロ歌手へと転身し、音楽活動と並行して俳優活動を開始。ヒット作「春闘へ」の撮影中に千重子から貴重なアドバイスを受けたとのうわさも。2010年、ニデーンへの留学を自身のホームページで発表。詳細を告げない電撃発表に多くのファンが戸惑ったことは記憶に新しい。引退も囁(ささや)かれる中、23年に突然の帰国を決定。帰国後、本公演が初のパフォーマンスとなる。

■倉たけし
二葉一門ではデビュー当時から千重子と共に切磋琢磨した仲。持ち前のひょうきんさと人なつっこさで数々の地方CMを獲得するなど多岐に渡る活動を広げている。いきものがかり水野が作曲した千重子のヒットソング「飛騨の与吉の五平餅」では作詞を担当し、そのユーモアあふれる才能に注目が集まっている。

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