WBCでは3試合を投げ、優勝に貢献した中日ドラゴンズの高橋宏斗選手がメ~テレの番組「アップ!」に生出演、大谷選手やダルビッシュ選手に刺激を受けたことや“ブルペン迷子事件”からの思わぬ交流について話してくれました。

侍ジャパンの若武者、チーム最年少、ドラゴンズの高橋宏斗投手。韓国戦とオーストラリア戦では、9回に“クローザー”として登板。きっちりと試合を締めくくりました。

さらに、アメリカとの決勝戦では、5回に3番手でマウンドへ。メジャーのスーパースターから連続三振を奪い、無失点に抑えました。

0:00
Q.決勝戦 2点リードの5回にマウンドに上がった時の心境は?
「緊張で覚えてないぐらい。足も震えていましたし過去一番緊張しました」

Q.日本代表投手が次々と投げる中『自分の所で点を取られたら…』という緊張は?
「先頭打者が出た時は、『このままホームラン打たれたら同点だな』と思いながら…本当に不安の方が大きかったですね」

Q.でも追い込まれて、もの凄い力が出ていましたね?
「いろんな人が声を掛けてくれて自分の100%以上の力が出たと思います」

1:10
決勝戦の2者連続三振は「あまり覚えていない」

Q.トラウト選手、ゴールドシュミット選手を2者連続三振にした自分の投球は?
「今考えると、よく投げたなと思うんですけど、投げている途中はヒヤヒヤであんまり覚えてないです。(相手がトラウトやゴールドシュミットだとは)意識していなかったです」

Q.メジャーの一流選手に『自分のここは通用するな』『もっとここは磨かなきゃな』という手ごたえは?
「トラウト選手に2ボールからスタートしたのは反省点ですし、ゴールドシュミット選手には自分の有利なカウントで進められたので良かったんですけど、いろんな収穫がその2打席でもありました」
Q.落ちる球であんなに空振りが取れると思っていた?
「あそこで少し自信にはなりましたね」

Q.シュワバー選手との対戦では3連続ボールで見ている方はヒヤヒヤしたが?
「球場全体がアウェイでしたし飲まれそうにはなっていたんですけど、何とか自分の中でも逃げたくない気持ちはあったので攻め切ることはできましたね」

Q.3ボールの後ストレートを選んだ理由は?
「まずはしっかりカウントを整えたかったのもありますし、キャッチャーの中村悠平さん(ヤクルト)が真っすぐを選択してくれて、自分では『アバウトで力強い球を投げてこい』という指示だと思ったので、そういった2人の駆け引きはありましたね。(自分の自信のあるストレートで)押し切りたかった」

4:40
大谷の言葉に「吹っ切れて向かっていくことが全員できた」

決勝戦の直前、大谷選手は「今日だけはメジャーリーガーへのあこがれを捨てて」と選手たちを鼓舞しました。

Q.大谷選手の言葉はどう響いた?
「あの円陣が始まる前までは、本当に気持ち的に劣勢になっていたと思いますし、メジャーリーグだと構えた気持ちで皆いたと思うんですけど、この円陣で全員の目付きが変わったと思いますね。(チームの雰囲気が)全然変わったと思います。僕はピッチャーだったのでアメリカのいろんな選手の情報を集める中で『すごくいいバッターが揃っている』『メジャーのタイトルホルダーばっかりだ』という所があったんですけど、あの円陣で、同じ人間だしと、吹っ切れて向かっていくことが全員できたと思います」

Q.大谷選手が発する言葉だからこその説得力はあった?
「やっぱり大谷さんが言わないと、あれだけ響かないかなと思います」

Q.大谷選手とのやり取りは?
「自分はピッチャーなので、そこに対するいろんな考え方も聞きましたし、言動行動とっても全員が憧れるような行動をとっているので、本当に説得力はすごくありますね」

Q.高橋投手が憧れていた選手は?
「チームメイトの山本由伸さん(オリックス)は、ずっと憧れているというか、練習もずっと一緒にやって来てすごくリスペクトがあるので、なんとか超えたい気持ちはあるんですけど、憧れてやっていましたね」

Q.ピッチャー大谷投手から学び今シーズンから実践したいことは?
「バッターも経験されているので、バッターとしての心理も自分自身もっと活かさないといけないなと思いました」

5:58
“ブルぺン迷子事件”をきっかけに嵐の二宮和也さんが…

日本時間21日の準決勝メキシコ戦、2回先発の佐々木朗希投手が体で打球を受けた直後、高橋投手はブルペンに向かいましたが、入り口が見つからずウロウロしてしまうシーンが中継にも流れてしまいました。

Q.この時は何があったのですか?
「朗希さんがピッチャーライナーが当たって、もしかしたら自分何かあるんじゃないかとすぐブルペンに行ったんですけど、入口がないので…。試合も再開しちゃうんじゃという時だったので無茶苦茶あせってましたね。どこから入るのかまったくわからなかった」

Q.このシーン「嵐」の二宮和也さんもtwitterで『高橋君は無事に出る事は出来たかな?』などととつぶやいていましたが?
「いろんな方からのダイレクトメールで二宮さんがつぶやいてくれたのは知っていました。それまでは二宮さんと面識はなかったです」

Q.このことをきっかけに事務所を通じてコンタクトがあったということですが?
「(自分が)シャンパンファイトに出られなかったのを知って、二宮さんが事務所を通じてシャンパンを贈ってくださいました」

Q.二宮さんからのシャンパンはどうする?
「ちょっともったいないです」

7:54
チームが1つになった決起集会 席順や乾杯の挨拶は「くじ引き」

高橋選手はインスタグラムで侍ジャパンの選手がそろった決起集会の写真を投稿していました。

Q.決起集会だれの呼びかけで?
「ダルビッシュさんとか、いろんな方が『(決起集会)一回やりたい』と話していたので、それがみんなでやろう!ということになったと思います」

Q.ダルビッシュ投手の雰囲気作りはチームとっても大きかった?
「本当にダルビッシュさんがいなかったら優勝できていないと思いますし、それぐらい大きな存在でした。全員がダルビッシュさんに信頼を置いて、宮崎キャンプの初日から来て下さったのはピッチャー全員にとって大きな励みになりました」

Q.決起集会では誰が“仕切り役”に?
「席もくじ引きで決めたり、『仲がいい人ばかり固まると話せない』と気を使っていただいて、そのくじの中に『乾杯の音頭』などと書いてあって」

Q.ドラゴンズからただ1人の参加で最年少、決起集会がきっかけでチームに入れた?
「そうですね。本当にありがたいと思います」

9:50
アメリカ行きの今永投手の荷物にビックリ!?

Q.食事会で野球以外の話は?
「いろんな人の生活だったり、家族の話をしたり、野球とまったく関係ないこともずっと話していましたね。いろんな人の家族の話を聞いているとすごく面白いなと思いました」

Q.自分も家族を持ちたいと思いました?
「まだ早いですね(笑)」

Q.この選手の行動・言動が面白かったという人は?
「今永昇太さんがアメリカに行く時の荷物を見た時にビックリしましたね。一泊二日の旅行に行くぐらいの荷物の少なさで…他のみんなはいろんな物を担いでカートにいれているんですけど、今永さんだけ手持ちで終わってた…。僕はキャリーバッグ2つぐらい心配なのでいろんな物を詰めていたんですけど、今永さんは心配になるぐらい少なかった。でもアメリカに行っても全然困ってなさそうでした」

11:45
「このレベルで野球がやりたい」メジャー挑戦は?

Q.高橋投手、将来メジャーリーグはありますか?
「今回すごいレベルの高い野球を経験させてもらって、自分自身もっともっと高いレベルで野球をやりたいと思いましたし、そのためにはまずはドラゴンズで日本一になってそこからがまずスタートだと思うので、まずはドラゴンズで成績残して日本一になることが最優先かなと思います」

Q.WBCの前と後では何が変わった?
「始まる前はメジャーリーグの選手にもあまり会ったこともなかったですし対戦したこともなかったので、わからなかったですけど、ダルビッシュさん大谷さん始めとするメジャーリーグの人たちと会って、いろんな意識の違いを見せつけられて、『やっぱりここに行きたいな』『このレベルで野球がやりたいな』と思いましたね」

Q.WBCの経験を経て今年の意気込みは?
「僕はドラゴンズの一員なので、しっかりとドラゴンズが日本一になるためにしっかりと準備をして、投げる試合は一試合も負けない・全部勝つという気持ちでやりたいと思います」

※高橋投手の「高」は正しくは「はしごだか」です。

(3月27日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)

#髙橋宏斗 #二宮和也 #嵐 #WBC #侍ジャパン #中日ドラゴンズ #中日 #ドラゴンズ #大谷翔平 #ダルビッシュ #今永昇太 #佐々木朗希 #中村悠平 #ブルペン迷子 #twitter #決起集会 #円陣 #メジャーリーグ #トラウト #ゴールドシュミット #シュワバー

MASK9.COM - FOR YOU, WITH LOVE.