人間の本質に激しく迫る衝撃の結末!
あるダンサアの一途な恋と壮絶な半生を描く一人芝居

戦後の高級ナイトクラブで、最後のステージを終えたソロダンサア・緑川美沙が、客に自らの数奇な人生を語りだす。
戦前、九州に生まれた美沙は、左翼運動に熱中した後、病床に伏す兄の意志を継いで上京し、兄が尊敬していた社会学者・山田の元に身を寄せる。美沙自身も次第に彼の思想に傾倒し、熱心に活動を始めるが、戦況が激しさを増す中で山田は転向者になっていく。そして戦争が終わり、抜け殻のようになった美沙は山田と再会する――。

その鋭い筆致で人間の強い生命力や深い業を描いてきた三好十郎が、1950年に発表した戯曲に、日本を代表する演出家・栗山民也と実力派女優・鈴木杏が挑む『殺意 ストリップショウ』。
シアタートラムでの公演の模様をお届けします。

『殺意 ストリップショウ』
作= 三好十郎
演出= 栗山民也
出演= 鈴木杏

2020年 7月11日(土)―7月26日(日) 会場 シアタートラム
主催= 公益財団法人せたがや文化財団
企画制作= 世田谷パブリックシアター
後援= 世田谷区

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