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 WOWOWの日米合作ドラマ『TOKYO VICE』の記者会見が6日、都内で行われ、主演のアンセル・エルゴート(28)、共演の渡辺謙(62)、菊地凛子(41)、伊藤英明(46)、笠松将(29)、山下智久(36)が出席した。

 本作は、『ヒート』『マイアミ・バイス』『フォードvsフェラ―リ』などの巨匠マイケル・マン監督がメガホンをとり、米ワーナーメディア傘下の配信サービス「HBO Max」とWOWOWが共同制作。

 1990年代の東京を舞台に、警察担当記者として日本の大手新聞社に就職したアメリカ人青年ジェイク(アンセル)が、特ダネを求めて東京のアンダーグラウンドへと足を踏み入れていく。駆け引き、裏切り、愛憎がうごめくの闇社会を追うアメリカ人記者の運命を描く。

 ジェイクと組んで危険なネタに踏み込む敏腕刑事・片桐を渡辺、秘密を抱えながら男社会を渡り歩く女性記者・丸山詠美を菊地、自らの立場を利用して裏社会を暗躍する刑事・宮本を伊藤、若きヤクザのリーダーとなる佐藤を笠松、人気No.1のカリスマホスト・アキラを山下が演じる。

 流ちょうな日本語で「おはようございます、よろしくお願いします! アンセル・エルゴートです!」とあいさつしたアンセルは、その後も“すべて日本語”で登壇者全員の役柄と作品の見どころを紹介すると、会場から拍手が沸き起こる。

 さらに日本人キャストとの共演について話題が及ぶと「とってもよかったです。渡辺謙さんはレジェンド。一緒に仕事ができて光栄でした。私が初めて見た謙さんの映画は『インセプション』です。その時に謙さんの表情と声の素晴らしさに感動しました。『硫黄島からの手紙』も感動的でした」と熱弁が止まらず。渡辺から「この作品の話をしようよ(笑)」とツッコミを受ける一幕もあった。

 山下は「カリスマホストというかクソホスト役です(笑)」と自虐まじりにあいさつしつつ「このオーディションを受けたのが3年前。実際にマイケル・マンさんを前にした時は緊張しましたし、この役をいただけると思ってなかったので、自分としては夢がかなった作品です。刑事とヤクザ、そして記者の物語ではありますが、一つのスパイスになれるような役になれるよう、自分なりに一生懸命エネルギーを注入させてもらいました」と回想し、充実の表情を浮かべた。

 そんな山下と直接共演するシーンはかなわなかったアンセルだが「智久の演技はとってもカッコよくて、みんながよく分かるイケメン。ホストのキャストは完璧だったと思います!」と賛辞を送っていた。

 7日より第1話をWOWOWオンデマンドにて日米同時配信スタート、24日よりWOWOWで独占放送を開始する。

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