深刻な電気代などの高騰を受け、政府は電気やガス料金の負担軽減策を決定しました。その内容はどういうものなのでしょうか。

板倉)
来年1月から適用される政府の支援策を見ていきますけれど、まず電気料金。一般家庭の場合、1kWh当たり7円支援されます。各家庭にもある明細書の中で「ご使用量」の欄を見て頂ければ分かると思うんですが、モデルケースの場合、260kWh使って9126円。ここに支援が入ると、1820円引きになります。つまり、7306円となりまして、およそ2割安くなるということなんです。

一方ガスですが、ガスについては都市ガスのみとなっていまして1立方メートルあたり30円支援されます。こちらもモデルケースを見ていきますと、ガスの使用量30立方メートル使って6461円。ここに支援が入れば、900円引きとなって5561円というふうになります。

高島)
支援はありがたいんですけれども、これまでずっと値上げが続いてますから、これから先のことを考えるとこれで十分なのかなという気もしますね。

柳澤)
この厳しい状況がいつまで続くか先が見通せませんもんね。そうすると、やはり一人一人がなんらかの自衛策を講じないといけないんじゃないかなと思うんですけどね。

板倉)
この辺りを経済ジャーナリストの荻原博子さんに聞きました。政府の支援策は「無いよりはいいがお得感があるわけではない」と指摘しています。と言いますのも、今後も値上げが続きそうなんです。東京ガスなどは12月のガス料金の引き上げを発表しています。また北陸電力も来年の4月に値上げの方針を示しています。他にも、東北電力や中国電力も値上げを検討しているということで、この支援策で十分なのかというところが疑問になってくるということですね。

高島)
VTRの中でも節電に努めている家庭がありましたけど、柳澤さん、ここからはそれぞれにできる節電をということにもなるんでしょうかね。

柳澤)
うちでは、照明のランプを1つ減らしたりとか。それから、夏場だったんですけど冬場の暖房じゃないですけど、家で分散して部屋の中にいるとエアコン2つ使ったりするから「1つの部屋で」って言ったら、妻にギッと睨まれましたね。

高島)
いろいろ家庭の事情もありますからね。私は、乾燥が苦手なので、あまりエアコンは使わないんですけれども電気毛布をソファーの上に置いたりですとか、人感センサーでつく暖房などを使ってできる限りは節電を。

板倉)
電気毛布もいいんですか?

高島)
電気毛布いいですよ。各部屋に置いておくと、エアコンを使うよりも10分の1以下ぐらいの消費量に。板倉家はどうですか?

板倉)
うちは、暖房とかエアコンをなるべく使わない。あとは僕がやっているのはトイレ。入ると人感センサーで足元だけぼんやりと明るくなるので、上の電気はつけない。薄暗い中で用を足しています。

高島)
節電も人それぞれですね。アンペアの見直しなども効果があるようです。

サタデーステーション 10月29日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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