女子ソフトボールで3季連続全国制覇を成し遂げた須磨ノ浦高校取材しました。兵庫大学附属須磨ノ浦高校ソフトボール部。部員は30人。毎日約3時間グラウンドで汗を流します。去年夏の高校総体では9年ぶり2度目の全国制覇を達成。秋に開かれた国体では須磨ノ浦のメンバーを中心とした兵庫が頂点に立ちました。当時の3年生が抜けた新チームの特徴は?「守備が得意です。練習をほとんど守備にあてていて」(キャプテン 花浦ひかり選手)固い守り。キャプテンとしてチームを引っ張るのは3年生、花浦ひかり選手。内野でも外野でも自在にこなす守備の要です。「冬には外野でアメリカンノックとか、しんどい練習があるから、夏に体力がついた状態で最後まで戦い切れるっていうのがあるので」(キャプテン 花浦ひかり選手)投げてはエースの和田凛選手。武器は打者の手元で浮き上がるように変化するライズボール。強気なピッチングで打者のインコースを攻めます。バッテリーを組むのは、中辻美空選手。外野からコンバートされた強肩の持ち主です。2年生ながらチームの頭脳として冷静な判断でリードします。高い守備力を支えているのは、実践を意識したシートノックです。アウトカウントやランナーを想定し連携プレーを徹底的に鍛えます。背中を押すのは先輩たちの存在です。「やっぱりプレッシャーはあったんですけどでも、ずっと自分達後輩のためにやってくださったので、そのプレッシャーも力に変えて」(ピッチャー  和田凛 選手)強豪校として全国からマークされる中、彼女たちが力を入れているのが、「全員が意識して、しっかり後ろにつないで、点は取りに行く」(花浦ひかり 選手)伝統の守備に加え、課題であった打撃力のアップを図っています。努力の成果は早くも結果に。新チームで臨んだ春の大舞台、高校選抜大会では、前回の優勝校、創志学園などの強豪を下して、17年ぶりの全国制覇を果たしました。プレッシャーを力に。幸先いいスタートを切った彼女たちが次に目指すのは-。「夏の総体でもう一度日本一をとります」(キャプテン  花浦ひかり選手)

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